コース要綱

2017国際私法

[講義基本情報]

教員: 横溝 大 Dai YOKOMIZO
その他の教員: -
科目種別: 講義
開講時期: Ⅵ期 Ⅷ期
対象年次: 3年 4年
開講時限: 火2
単位数: 2
必修の有無:
教室: -

 

講義概要

経済のボーダーレス化に従い私人の国際的活動は増加の一途を辿り、それに伴い私人間の(或いは私人と国家間の)国際的法律関係に関する問題も多様化且つ複雑化しつつある。海外での交通事故、国際的な自動車の盗難、独占禁止法や通信法の域外適用また各国法規の抵触、国有化・収用措置や資産凍結措置の国際取引への介入、多国籍企業の複数国での大型倒産、アメリカ懲罰的損害賠償判決の我が国での執行の可否等、そういった問題の例としては枚挙に暇がない。また、このような財産関係事件に限らず、身分関係事件においても、離婚の国際裁判管轄、子供の引渡を命じた外国判決の我が国での執行の可否、国を跨った子供の奪い合い、代理出産に関する親子関係を確認した外国判決の我が国での承認等、国際的紛争事例は夥しい。
このような複雑な国際的法律関係を規律する法律が抵触法(広義の国際私法)である。本講義では、外国法適用制度(準拠法選択規則)を中心に、その基本的知識を提供する。受講者には、教科書・参考書により各テーマについて予習を行うこと、及び、レジュメに挙げられた裁判例や参考文献を出来る限り読むことが期待される。

 This lecture will give you the basic knowledge about Private International Law (Conflict of Laws). Participants are expected to prepare for each topic with textbooks before each session and to read decisions and relevant articles as much as possible.   

到達目標 抵触法の基本的構造と外国法適用制度の基本を理解すると共に、国際民事紛争に関する具体的イメージを持てるようにすること。
教科書 中西康=北澤安紀=林貴美=横溝大『国際私法(Legal Quest)』(有斐閣・2014年)
参考書・参考資料 ・澤木敬郎=道垣内正人『国際私法入門(第6版)』(有斐閣・2006年)
・神前禎=早川吉尚=元永和彦『国際私法〔第2版〕』(有斐閣・2006年)・道垣内正人『ポイント国際私法総論 第2版』及び『各論 第2版』(有斐閣・2007年,2014年)
・櫻田嘉章=道垣内正人編『国際私法判例百選〔新法対応増補版〕』(ジュリスト別冊・2007年)
・石黒一憲『国際私法 第2版』(新世社・2007年)
・『法の適用に関する通則法関係資料と解説』(2006年・別冊NBL110号)
・小出邦夫『一問一答新しい国際私法 法の適用に関する通則法の解説』(商事法務・2006年)
・神前禎『解説 法の適用に関する通則法』(弘文堂・2006年)
・澤木敬郎=秋場準一編『国際私法の争点(新版)』(ジュリスト増刊・1996年)
・木棚照一=松岡博編『基本法コンメンタール国際私法』(日本評論社・1994年)
成績評価方法 期末試験による。
履修条件 特になし。
その他の注意  

 

テーマ 講義内容 授業時間外の学修活動 関連ページ
1 イントロダクション 講義概要、進行予定、教科書・主要参考文献、留意事項等について説明する。
2 抵触法の存在意義
3 抵触法の基本的構造(1)-国際裁判管轄
4 抵触法の基本的構造(2)-準拠法
5 抵触法の基本的構造(3)-外国判決承認執行
6 国際的な家族と抵触法(1)-多文化主義との関係
7 国際的な家族と抵触法(2)-親子関係
8 国際取引と抵触法
9 国際的な不法行為と抵触法(含む知財)
10 抵触法の柔軟化
11 抵触法と実質法
12 抵触法と当事者自治
13 抵触法とグローバル化
14

Assignments Summary:

日付 詳細