コース要綱

:(9300084)企業法務Ⅰ

[講義基本情報]

教員: 野田 裕之
その他の教員:
科目種別: 展開先端
開講時期: 春学期
対象年次: 3年(2年コース2年)
開講時限: 木5
単位数: 2
必修の有無: 選択
教室:

 

講義概要 企業法務につき、あるべき姿、役割など総論から、実際の業務・事例を擬似体験することで各論の理解も深める。
実務家としての様々な経験を有する教員(弁護士や企業法務従事者)に講義をしてもらい、具体的な事案を通して、企業法務の役割や実務を体感し、法曹としての感覚を養ってもらうことを目指す。
また、 課題を何回か出題する予定である。
到達目標 1)将来、企業をクライアントとする弁護士または企業内弁護士としていかに企業法務を進めるべきか講義を通じて、つかんでもらう。
2)企業を取巻くさまざまな環境やステークホルダーを意識し、常に社会的な物差しで事業活動を判断しながら行い、会社に貢献するという企業法務の役割を体感してもらい、今後の法曹活動に役立てる。
3)法律に書いていないがどうしたらよいか。こんなことが実業の世界ではよくある。実際、リスクに注意しながらこれを最小限にマネジメントして行っていかなければならないケースもある。そのためには社会常識、説明責任、バランス感覚に裏付けられた判断が必要であり、これらの感覚を身に付けてもらう。
4)企業法務の重要分野に会社法がある。会社法実務につき立体的に理解し、対応できるよう取り組みたい。
教科書 教科書は使用せず、授業の都度、教官作成のレジメを配布する。
授業内容に応じて適宜、参考資料を配布する。
参考書・参考資料 参考書(必要に応じて、内容を紹介する)
・「会社法務部[第10次]実態調査の分析報告」別冊NBL135号、商事法務研究会
・「コンプライアンス・プログラム作成マニュアル」経営法友会マニュアル等作成委員会編、経営法友会ビジネス選書4、商事法務
・「企業活動の法律知識(新訂第七版)」経営法友会大阪支部
・「経営法友会創立40周年記念誌・会社法務部・足跡と展望」
その他、授業の進行に応じて紹介する
成績評価方法 平常点(出欠、授業での発言・討論への参加状況並びに課題提出実績及び内容)45点、
期末試験55点。
期末試験:オープンブック方式で90分の試験を行う。
履修条件 企業法務に興味があること。インターネットおよびMSワードを活用できること。
その他の注意 本講義は各分野で活躍されている多数のゲスト講師をお招きして、それぞれ各講義を分担して行ってもらう予定である。 授業ではパワーポイント資料をプロジェクターから投影して進めることがあるが、この場合には、シラバスシステムの資料としてPDFで同一内容のものをアップするので、使いやすい方を見ること。

 

1 ▽ガイダンス・企業に帆ける法務の役割概論
(4/6)
第1回なので、開講にあたっての教官、学生の自己紹介を予定。その後、下記について概説する。
・企業における法務組織と法務の役割
・主要各社の法務組織
・国内/海外の弁護士事務所
・法律事務所の選任と弁護士の役割
資料を読んでくる。
 
2 ▽企業のコーポレートガバナンス体制
(4/13)
会社法で定められている企業統治のシステムを踏まえつつ,上場企業が求められているコーポレートガバナンス体制について概説する。 資料を読んでくる。

3 ▽内部通報制度の役割。
(4/20)
企業活動における内部通報制度について,その役割と意義を概説する。 資料を読んでくる。
4 ▽企業不祥事に対する対応(1)
(4/27)
近時問題となっている企業不祥事事案について,その問題点等を解説する。 資料を読んでくる。
5

▽企業不祥事に対する対応(2)
(5/11)

企業不祥事の公表方法及びその問題点を検討するとともに,企業不祥事の予防策・対応策について検討をする。

資料を読んでくる。

6 ▽反社会的勢力に対する対応
(5/18)
反社会的勢力の現状,法規制(暴対法,暴排条例等),反社会的勢力と対峙する際の心得等を概説する。 資料を読んでくる。
7 ▽株主総会対応
(5/25)
株主総会に関する最近の状況等について学習する(年1回の株主総会の準備、QA作成等、関係する各部の役割等)。

資料(含む 判例)を読んでくる。株主総会QAの作成を課題としてお願いする予定。
8

▽社外取締役の役割と責任(6/1)

 

弁護士が社外取締役として関わるとき,企業から何を求められ,どのような活動をするべきか。実体験を踏まえ,社外取締役としての役割と責任を考察する。 資料を読んでくる。
9 ▽監査役の役割と責任
(6/8)
株式会社における監査役の法的責任を確認しつつ,企業活動において監査役に求められる役割について,具体的な活動状況を含めてその内実を概説する。 資料を読んでくる。
10 ▽企業活動と各種情報の管理
(6/15)
企業における情報の管理の留意点及び企業が作成した情報が想定外の使われ方をした場合の対応について検討をする。

資料を読んでくる

11

▽企業活動と経済法

(6/22)

健全な経済発展のため公正かつ自由な競争を確保するため,様々な法規制がなされている。このうち,不公正な取引方法を中心とした法制度について概説する。 資料を読んでくる。
12 ▽企業活動における贈賄・カルテルの留意点
(6/29)
日本だけでなく海外の法律,事件を通じ,国際ビジネスを展開する企業において,不祥事発生リスクを抑えるために本社法務部が果たす役割について検討する。 資料を読んでくる。

 。
13 ▽企業活動と知財(7/6) 知的財産制度を概観した上で,企業活動における収益の源泉となる情報が,営業秘密や特許等の制度により,さらには企業・従業員等の間の契約によりどのように保護されているのかについて,現状と課題を概説する。 資料を読んでくる。
14

▽企業における労働問題について(7/13)

企業における労働法関係(解雇、メンタル、派遣等)について講義する。 資料を読んでくる。
15 ▽企業における債権回収の実務(7/20) 債権回収の問題が生じる場面を概観して,それぞれの場面に応じた債権回収における様々な方法と,それぞれのメリット・デメリットを検討し,実務的な問題点を解説する。 資料を読んでくる。
16 ▽試験

オープンブック方式(六法、資料等の持ち込自由)で期末試験を行う。回答はA4 2枚程度とする。

期末試験を行う。

※本コースにメンバー登録を希望する学生は下記URLにアクセスしてください。名大IDとパスワードで認証し、「コースへの登録」ボタンをクリックします。

https://canvas.law.nagoya-u.ac.jp/enroll/P4LYLW

Assignments Summary:

日付 詳細