コース要綱

:(9300027)民事訴訟法ⅠAクラス

[講義基本情報]

教員: 酒井 一
その他の教員:
科目種別: 法律基本 民事系
開講時期: 春学期
対象年次: 2年(2年コ-ス1年)
開講時限: 月1 水1
単位数: 4
必修の有無: 必修
教室:

 

講義概要 民事訴訟を規律する法律である民事訴訟法の内容を訴訟手続のながれにそって説明する。その際,民事訴訟法に関する知識を断片的に提供するのではなく,体系的に整理された基礎理論を受講者全員がマスターすることを目指して可能な限り分かりやすく説明したい。
民事訴訟法に関する基本的な理解なしには、実務を行うことはおよそ不可能である。単に現時点における実務処理や教科書の抽象的な記述を暗記するだけでは、民事訴訟法の適用や応用はできない。実務における法形成ができるようになるための準備段階として、基礎理論の理解を深めるようにしたい。
なお、本講義においては、「法科大学院における共通的な到達目標」を踏まえつつ、具体的な講義内容を設定している。
到達目標 1:民事訴訟法の基本概念および基本原則を正確に理解することができる。
2:与えられた事案をもとに、争点・論点を把握することができる。
3:通説・判例および実務を正確に理解する。
4:実体法との関係を意識できる。
5:多様な見解について、それぞれの見解の根拠や批判を理解し、与えられた事案に適用することができる。
6:反対論を意識した党派的な議論ができる。

教科書 中野貞一郎=松浦馨=鈴木正裕編『新民事訴訟法講義[第2版補訂2版]』(有斐閣、2008)


参考書・参考資料 高橋宏志=高田裕成=畑瑞穂編『民事訴訟法判例百選〔第4版〕』(有斐閣,2010年)
高橋宏志『重点講義・民事訴訟法【上】(第2版補訂版)【下】(第2版)」(有斐閣)
以上の2冊は必須である。
成績評価方法 1)平常点(講義への出席、討論における発言およびその内容)20点、(2)中間試験20点及び(3)学期末試験60点の総合評価による。

到達目標(1)について:中間試験、学期末試験、平常点
到達目標(2)について:学期末試験、平常点
到達目標(3)について:中間試験、期末試験、平常点
到達目標(4)について:中間試験、期末試験
到達目標(5)について:中間試験、平常点
履修条件 なし

その他の注意 欠席する場合には、事前にメール等で連絡すること。無断欠席(事前または事後遅滞なく欠席の理由を連絡しないで欠席すること)をした場合には、成績評価において考慮される。
5回以上欠席した場合には、理由のいかんを問わず、単位を付与しない。


 

1 民事訴訟法総論1
4/11
〔1〕民事訴訟制度の目的や基本構造について説明する。
〔2〕民事訴訟とADR、執行との関係
〔3〕民事訴訟手続の基本的な流れ
〔4〕訴訟における法律関係 
予習事項
1.民事訴訟の目的
2.ADRとは何か。
3.法律関係とは何か

受講に際しての注意事項等について説明をする。
2 民事訴訟法
総論2
4/13
〔1〕民事訴訟と憲法
〔2〕民事訴訟と民法
〔3〕訴訟と非訟
〔4〕信義則
予習事項
1.裁判を受ける権利
2.民事訴訟における民法の役割
3.信義則の類型
3 裁判所1
4/18
〔1〕裁判権の限界
〔2〕管轄
〔3〕裁判官と書記官、裁判所
予習事項
レジュメ内にある裁判例のうち、太字となっている裁判例について、事案と判旨を調べてくること。
レジュメの事例について回答できるようにしておくこと。
4 裁判所2
4/20
〔1〕裁判権の限界
〔2〕管轄
〔3〕裁判官と書記官、裁判所
予習事項
レジュメ内にある裁判例のうち、太字となっている裁判例について、事案と判旨を調べてくること。
レジュメの事例について回答できるようにしておくこと。
5 訴えと訴訟の対象
4/25
〔1〕訴えという概念について説明する。
〔2〕訴えの三類型について説明する。
〔3〕訴訟物という概念について説明する。
〔4〕新旧訴訟物概念の異同について説明する

予習事項

資料を読んで、レジュメの事例について検討をしてくること
教科書の下記の事項について予習してくること
1.訴え,請求,訴訟物
2.訴えの三類型
3.訴訟物論

6 提訴後の処理
4/27

〔1〕訴状受理後の裁判所の処理
〔2〕訴状の審査について説明する
予習事項
 レジュメをもとにして、教科書の該当ページを読んでくること。
レジュメの判例の事案を調べておくこと。
7

送達と訴訟係属
5/2

〔1〕送達の意味と方法について概説する
〔2〕送達の瑕疵と救済方法

予習事項

レジュメをもとにして、教科書の該当ページを読んでくること。
レジュメの判例の事案を調べておくこと。

8 訴訟係属の要件・効果1
5/9
〔1〕訴訟係属の概念
〔2〕訴訟係属の実体法上の効果
〔3〕二重起訴の禁止の要件・効果
予習事項

訴訟係属の定義及び要件・効果について教科書の該当箇所を予習してくること
レジュメの【問】及び【事例】について検討をしてくること

9 訴訟係属の要件・効果2
5/11
〔1〕二重起訴に関する応用問題


予習事項
 レジュメの【事例】につき検討しておくこと
関連判決を調べておくこと
10 当事者(1)
5/16

〔1〕民事訴訟における当事者概念
〔2〕当事者の確定

予習事項

レジュメ記載の判例の事案及び判旨を調べておくこと。
レジュメの【問】及び【事例】につき検討し、解答を準備してくること

11 当事者(2)
訴訟代理人等
5/18

〔3〕氏名冒用訴訟・死者名義訴訟
〔4〕法人格否認
予習事項
教科書の該当頁を読んで,レジュメの【事例】や質問事項に回答できるように準備をしておくこと。
12

当事者(3)
訴訟代理人等

5/23

〔1〕当事者能力
〔2〕訴訟能力
〔3〕弁論能力
〔4〕訴訟代理人と代表者
〔5〕補佐人

予習事項

教科書の該当頁を読んで,レジュメの【事例】や質問事項に回答できるように準備をしておくこと。

13 訴えの利益(1)
5/25
〔1〕訴えの客観的利益
〔2〕訴えの利益の判断方法

予習事項
教科書の該当頁を読んで,レジュメの【事例】や質問事項に回答できるように準備をしておくこと。

レジュメに掲載した判例の事案と判旨を調べてくること。

14

訴えの利益(2)

5/30

〔1〕訴えの客観的利益の類型的判断 予習事項
教科書の該当頁を読んで,レジュメの【事例】や質問事項に回答できるように準備をしておくこと。
15 訴えの利益(3)
 6/1
〔1〕訴えの利益に関する応用問題 予習事項
教科書の該当頁を読んで,レジュメの【事例】や質問事項に回答できるように準備をしておくこと。
16 訴えの利益
~当事者適格
 6/6

〔1〕訴えの主観的利益(当事者適格)
〔2〕当事者適格の原則的決め方
予習事項
 教科書の該当頁を読んで,レジュメの【事例】や質問事項に回答できるように準備をしておくこと。
レジュメに掲載した判例の事案と判旨を調べてくること。
17 訴えの利益
~当事者適格
6/8
〔1〕当事者適格に関する応用問題 予習事項
教科書の該当頁を読んで,レジュメの【事例】や質問事項に回答できるように準備をしておくこと。
レジュメに掲載した判例の事案と判旨を調べてくること。
18 中間試験
 6/13
範囲等追って指示する  予習事項
 

授業の進行や他の科目の課題・中間試験との関係を考慮し,日程を変更する可能性がある。

19

訴訟における審理(1)

6/15

〔1〕弁論主義
〔2〕職権探知主義
〔3〕職権調査事項
予習事項
教科書の該当頁を読んで,レジュメの【事例】や質問事項に回答できるように準備をしておくこと。
レジュメに掲載した判例の事案と判旨を調べてくること。
20 訴訟における審理(2)
6/20

〔1〕弁論主義
 〔2〕主張責任
 〔3〕裁判上の自白
予習事項
教科書の該当頁を読んで,レジュメの【事例】や質問事項に回答できるように準備をしておくこと。
レジュメに掲載した判例の事案と判旨を調べてくること。
21 訴訟における審理(3)
6/22

〔1〕裁判上の自白

〔2〕擬制自白

予習事項
 教科書の該当頁を読んで,レジュメの【事例】や質問事項に回答できるように準備をしておくこと。
レジュメに掲載した判例の事案と判旨を調べてくること。
22 手続の進行と口頭弁論(1)
6/27

〔1〕職権進行主義
〔2〕争点整理手続

予習事項
教科書の該当頁を読んで,レジュメの【事例】や質問事項に回答できるように準備をしておくこと。
レジュメに掲載した判例の事案と判旨を調べてくること。
23 手続の進行と口頭弁論(2)
6/29
〔1〕手続の停止と中断・受継
〔2〕不熱心な訴訟追行に対する対処
〔3〕口頭弁論の諸原則
〔4〕口頭弁論の必要性
予習事項
教科書の該当頁を読んで,レジュメの【事例】や質問事項に回答できるように準備をしておくこと。
レジュメに掲載した判例の事案と判旨を調べてくること。
24 証明(1)
7/4

〔1〕立証の対象

〔2〕立証の方法

予習事項
教科書の該当頁を読んで,レジュメの【事例】や質問事項に回答できるように準備をしておくこと。
レジュメに掲載した判例の事案と判旨を調べてくること。
25

証明(2)

7/6


〔1〕証拠調べの実施

〔2〕証明責任
〔3〕証明妨害

予習事項
教科書の該当頁を読んで,レジュメの【事例】や質問事項に回答できるように準備をしておくこと。
レジュメに掲載した判例の事案と判旨を調べてくること。
26 訴訟の終了と判決及び判決の効力
7/11

〔1〕口頭弁論の終結

〔2〕裁判の種類

〔3〕判決の成立

〔4〕判決効の種類

予習事項
教科書の該当頁を読んで,レジュメの【事例】や質問事項に回答できるように準備をしておくこと。
レジュメに掲載した判例の事案と判旨を調べてくること。
27 既判力(1)
7/13

〔1〕既判力の意味

〔2〕既判力の作用

予習事項
教科書の該当頁を読んで,レジュメの【事例】や質問事項に回答できるように準備をしておくこと。
レジュメに掲載した判例の事案と判旨を調べてくること。
28 既判力(2)
7/20

〔1〕既判力の客観的範囲

予習事項
教科書の該当頁を読んで,レジュメの【事例】や質問事項に回答できるように準備をしておくこと。
レジュメに掲載した判例の事案と判旨を調べてくること。
29 既判力(3)
7/25
〔1〕既判力の客観的範囲 予習事項

教科書の該当頁を読んで,レジュメの【事例】や質問事項に回答できるように準備をしておくこと。
レジュメに掲載した判例の事案と判旨を調べてくること。
30 期末試験
(未定)

範囲等については追って指示する。

 

 

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https://canvas.law.nagoya-u.ac.jp/enroll/DTHGHM

Assignments Summary:

日付 詳細