コース要綱

:(9300019)民法基礎Ⅵ

[講義基本情報]

教員: 池田 雅則
その他の教員:
科目種別: 法律基本 民事系
開講時期: 秋学期
対象年次: 1年(3年コースのみ)
開講時限: 水1
単位数: 2
必修の有無: 必修
教室:

 

講義概要 (1)物的担保のなかで中心的位置にある抵当権について、基礎的な仕組みを理解する。
(2)抵当権との異同や関係にも着目しつつ、抵当権以外の各種担保の仕組みを理解する。
(3)人的担保として代表的な保証について学ぶ。
(4)多数当事者の債権債務関係について学ぶ。

なお、本授業は、『法科大学院における共通的な到達目標』を踏まえつつ、具体的授業内容を設定している。
到達目標 (1)担保法に関する民法上の制度(典型担保)及び重要な非典型担保を正確に理解できる。
(2)上記で得られた知識を具体的な問題に当てはめることができる。
(3)担保に関する具体的な紛争について,自分で法律論を展開することができる。
(4)担保に関する法制度の全体像と各制度の有機的なつながりを理解することができる。
教科書 内田貴『民法Ⅲ債権総論・担保物権』(東京大学出版会,第3版,2005)
瀬川信久=内田貴=森田宏樹『民法判例集 担保物権・債権総論(第3版)』(有斐閣,2014)
潮見佳男=道垣内弘人編『民法判例百選Ⅰ 総則・物権(第7版)』(有斐閣,2015)
中田裕康=窪田充見編『民法判例百選Ⅱ 債権(第7版)』(有斐閣,2015)
参考書・参考資料 平野裕之=古積健三郎=田高寛貴『民法3』(有斐閣,第2版,2005)
道垣内弘人『担保物権法』(有斐閣,第3版,2008)
近江幸治『民法講義Ⅲ』(成文堂,第2版,2005)
生熊長幸『担保物権法』(三省堂,2013)
中田裕康『債権総論』(岩波書店,第3版,2013)
成績評価方法 授業中の質疑応答における発言等および小テストによって20%,レポート課題によって20%,学期末試験によって60%の各割合に基づいて総合評価を行う。

・到達目標の(1)に対応して、授業中の質疑応答における発言等によって確認する。
・到達目標の(2)に対応して,小テスト・レポートの提出によって確認する。
・到達目標の(3)(4)に対応して,事例問題などによる論述式の学期末試験を行う。
履修条件 なし
その他の注意 レポート提出に関して、他人のレポートを写すなどの行為は不正行為とみなすので、注意すること。また、やむをえず欠席をする場合には,事前に本人がメールで連絡をすること。無断欠席は成績評価で考慮される。

 

1 担保法制度序説・抵当権(1)抵当権の概念・被担保債権(9/27) 1.物的担保と人的担保
2.金銭債権の履行確保
3.抵当権の概念
授業資料に従って予習し,授業の際の質問に解答できるようにする。
また,判例の事案と判旨をまとめておく。
2 抵当権(2)目的物(10/4) 1.抵当権の及ぶ範囲
2.物上代位
授業資料に従って予習し,授業の際の質問に解答できるようにする。
また,判例の事案と判旨をまとめておく。
3 抵当権(3)目的物の所有・利用関係①(10/11) 1.法定地上権


授業資料に従って予習し,授業の際の質問に解答できるようにする。
また,判例の事案と判旨をまとめておく。
4 抵当権(4)目的物の所有・利用関係②
(10/18)
1.使用収益権
2.利用権
3.抵当権侵害
4.第三者との関係
5.抵当権の処分
授業資料に従って予習し,授業の際の質問に解答できるようにする。
また,判例の事案と判旨をまとめておく。
5 抵当権(5)実行手続と配当(10/25) 1.担保不動産競売
2.担保不動産収益執行
3.共同抵当
授業資料に従って予習し,授業の際の質問に解答できるようにする。
また,判例の事案と判旨をまとめておく。
6 抵当権(6)抵当権の消滅・根抵当権等
(11/1)
1.抵当権の消滅
2.根抵当権
3.その他の抵当権
授業資料に従って予習し,授業の際の質問に解答できるようにする。
また,判例の事案と判旨をまとめておく。
7 質権(11/8)

1.質権の特色
2.質権の種類
3.質権の設定
4.質権の効力
5.質物の再利用
授業資料に従って予習し,授業の際の質問に解答できるようにする。
また,判例の事案と判旨をまとめておく。
8 法定担保物権(11/15)


1.留置権の効力
2.留置権の成立要件
3.留置中の権利義務
4.留置権の消滅
5.先取特権の種類
6.一般の先取特権
7.動産先取特権
8.不動産先取特権
9.先取特権の効力
授業資料に従って予習し,授業の際の質問に解答できるようにする。
また,判例の事案と判旨をまとめておく。
9 譲渡担保
(11/22)

1.非典型担保
2.譲渡担保とは何か
3.譲渡担保の法律構成
4.譲渡担保の本来的効力
5.対外的効力
6.集合動産譲渡担保
授業資料に従って予習し,授業の際の質問に解答できるようにする。
また,判例の事案と判旨をまとめておく。
10 仮登記担保と所有権留保(11/29)

1.仮登記担保
2.所有権留保
授業資料に従って予習し,授業の際の質問に解答できるようにする。
また,判例の事案と判旨をまとめておく。
11 多数当事者の債権債務関係
(12/6)
1.分割債権・債務
2.連帯債務
3.連帯債権
4.不可分債権・債務
授業資料に従って予習し,授業の際の質問に解答できるようにする。
また,判例の事案と判旨をまとめておく。
12 保証(1)(12/13) 1.保証契約
2.保証契約の成立
3.保証契約と主たる債務
4.保証人と主たる債務者
授業資料に従って予習し,授業の際の質問に解答できるようにする。
また,判例の事案と判旨をまとめておく。
13 保証(2)・特殊な保証
(12/20)
1.保証人と主たる債務者
2.連帯保証
3.共同保証
4.根保証
授業資料に従って予習し,授業の際の質問に解答できるようにする。
また,判例の事案と判旨をまとめておく。
14 集合債権担保と代理受領・振込指定(1/10) 1.将来債権・集合債権譲渡
2. 代理受領・振込指定

授業資料に従って予習し,授業の際の質問に解答できるようにする。
また,判例の事案と判旨をまとめておく。
15 相殺の担保的機能(1/17) 1.相殺とは何か?
2.相殺の担保的効力

授業資料に従って予習し,授業の際の質問に解答できるようにする。
また,判例の事案と判旨をまとめておく。
16 期末試験・講評 事例問題を中心とした筆記試験とその講評を行う。 本講義の内容を総合的に確認しておく。

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https://canvas.law.nagoya-u.ac.jp/enroll/ABTCKL

Assignments Summary:

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