コース要綱

演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ(中野妙子) Seminar I&II&III

[講義基本情報]

教員: 中野妙子  Taeko Nakano
その他の教員: -
科目種別: 演習
開講時期: 通年
対象年次: 2年 3年 4年
開講時限: 金曜5限(4/10開始)
単位数: 4
必修の有無:
教室: 遠隔授業の方法による。出校は控えること。


特例期間中の授業について、アナウンス「特例期間中の授業について」でお知らせをしています。受講者は、本ページ下部のURLから「コースへの登録」を行い、アナウンスを確認してください。3月末のアナウンスを読んだ人も、内容を再度確認してください。

講義概要

 本演習では,年金保険,医療保険,労災保険,社会福祉,生活保護といった社会保障制度について法律学の視点から学びます。報告準備・発表・議論・レポート執筆といった作業を通じて、社会保障の法制度への理解を深めるとともに、文献資料の収集・分析能力、論理的・法的な思考力、プレゼンテーション能力、ディスカッション能力、論理的文章を執筆する能力を養うことを目指します。

 春学期は,社会保障の各制度の基本的仕組みについて学習するとともに,制度が抱える課題や制度改革を巡る議論について学びます。秋学期は,社会保障法に関わる近年の重要な裁判例を取り上げ,法解釈論上の問題について理解を深めます。参加者は3名程度のグループに分かれて報告を担当します。毎回,報告グループからの報告を受けたのち,全員で議論を行います。

 正規のゼミの時間外にも,社会福祉施設の見学や他大学との合同合宿といった課外学習を行うことを予定しています。2019年度は盲人情報文化センターおよび児童養護施設を見学し,11月に信州大学との合同合宿を行いました。

The aim of this course is to help students acquire an understanding of the legal system of the social security system in Japan through group work. In the spring semester students will study the basic legal system of Japanese social security and in the autumn semester students will study recent court cases relating social security law.

This course will be taught in Japanese. Students need to make oral presentation and discussion in Japanese.

到達目標 授業終了時に、以下のことができるようになることを目標とします。
・社会保障の各制度の法的構造や、社会保障法に関係する学説および判例を、正しく説明できる。
・社会保障制度の当事者間の法律関係やそこで生じうる法的問題について、授業で得た知識を用いて、論理的に分析することができる。
・課題の研究に必要な文献資料・データを収集することができる。
・文献資料・データを分析し、その内容を正確に理解することができる。
・研究成果を口頭で発表し、議論を通じて研究の意義と課題を指摘できる。
・研究成果を論理的に文章で記述できる。

教科書 本演習で取り上げる法律の多くはポケットサイズの六法では収録されていないので、岩村正彦・菊池馨実編代『社会保障・福祉六法』(信山社、2016年)を用意してください。
後期の演習で取り扱う裁判例については、コピーを配布します。

教科書の購入は、宅配による販売を利用することを強く推奨する。
生協の行う宅配による教科書販売については下記ホームページを参照
http://www.nucoop.jp/book/news_2/news_detail_2487.html

参考書・参考資料 笠木映里ほか『社会保障法』有斐閣(2018年)
他、基本的な参考文献を初回に指示します。

成績評価方法 春学期:平常点100%(報告内容の適切さ、質問への応答や発言の内容の適切さ、議論への参加の程度により評価する)
秋学期:平常点50%(同上)および期末レポート50%(2年次は夏季休暇中、3・4年次は秋学期末に作成。授業で得られた知識に基づき、課題について論理的に論述できているかを評価する)

いずれの学期も、自主的な学習や議論を通じて得た知識を用いて、社会保障の各制度の法的構造や関係する学説・判例を正しく説明できること、社会保障に係る政策問題や法律問題について論理的に論述できることを、合格の基準とする。
履修条件 社会保障法に関する事前の知識は不要ですが,興味関心と,自主的に勉強する意欲は必要です。2年次から3年次にかけては,憲法,民法,行政法,労働法など,社会保障法を学ぶ前提として必要となる実定法科目を積極的に履修してください。また,3年・4年次には,秋学期に開講される社会保障法の講義を受講することを強く薦めます。

授業時間外学習の指示 ・報告グループのメンバーとともに報告の準備に取り組むこと
・報告を担当しないときも、事前にレジュメや参考文献をもとに予習をしてからゼミに臨むこと
質問への対応方法 随時。事前にメールでアポイントを取ること。
その他の注意

ゼミでは,報告・議論の両面で,一人ひとりが積極的に参加することが肝要です。報告の準備に当たり,グループのメンバーに迷惑をかけるような無責任な態度・行為を取ることは固く禁じます。また,自分が報告担当ではないときも予習をして臨み,質問や意見を積極的に発することを目指してください。

課外学習もゼミの学習の一環と位置付けていますので,できるだけ参加してください。

※3年・4年次からの新規参加も歓迎いたします。

※※聴講希望者も必ず事前に連絡してください。正規受講者と共に報告や議論に参加してくれる積極的な聴講生を歓迎しています。

この授業では、アナウンスや資料配布等にCANVASを使用します。
特例期間中の授業について、アナウンス「特例期間中の授業について」でお知らせをしています。受講者は、本ページ下部のURLから「コースへの登録」を行い、アナウンスを確認してください。3月末のアナウンスを読んだ人も、内容を再度確認してください。

 

テーマ 講義内容 授業時間外の学修活動 関連ページ
春学期① イントロダクション(春学期 春学期初回ゼミにて、報告グループ分け、報告テーマの分担、報告スケジュールの決定を行う。
春学期② 社会保障法制度の概要の学修 社会保障法の各分野につき、簡単な歴史的経緯、制度の運営者、給付の対象者、給付の内容・種類、費用負担(財源)についてまとめ、報告をする。 報告者以外の参加者も、取り上げるテーマについて参考書等で予習をしてから各回のゼミに臨むこと。
春学期③ 社会保障の政策課題の学習 社会保障の政策課題につき、現行制度の仕組み、問題の現状と背景、ならびに現在の対策や議論について調べ、自分たちの意見をまとめ、報告を行う。 報告グループは、報告レジュメを1週間前のゼミで配布する。
報告者以外の参加者も、レジュメをもとに予習をして各回のゼミに臨むこと。
春学期④ 施設見学 名古屋市内の社会福祉施設を訪問し、実際の福祉サービス提供のあり方と課題を学ぶ。 訪問する施設に関わる社会保障法制度について、事前に各自予習をしてから見学に臨むこと。
合同合宿 春学期の学習成果を生かし、他大学との合同合宿に臨む。合同合宿の具体的な時期、テーマおよび運営方法については授業中に指示する。 報告グループは報告レジュメを用意し、相手大学に合宿1週間前に送付する。
コメントグループは、相手大学から送付されてきたレジュメに対するコメントを用意する。
自身の担当に関わらず、レジュメをもとに予習をしたうえで合宿での議論に臨む。
秋学期① イントロダクション(秋学期) 秋学期初回のゼミにて、報告グループ分け、報告テーマの分担、報告スケジュールの決定を行う。
秋学期② 社会保障に関わる裁判例の学習 近年の社会保障法の裁判例を取り上げ、判決について批判的な検討を行い、自分たちの意見をまとめ、報告を行う。 報告グループは、報告レジュメを1週間前のゼミで配布する。
報告者以外の参加者も、判決文を必ず一読し、レジュメをもとに予習をして各回のゼミに臨むこと。
秋学期③ 施設見学 名古屋市内の社会福祉施設を訪問し、実際の福祉サービス提供のあり方と課題を学ぶ。 訪問する施設に関わる社会保障法制度について、事前に各自予習をしてから見学に臨むこと。
秋学期④ 期末レポートの作成

2年次:夏季休暇中に、春学期に報告したテーマから1つを選んでレポートを作成する。

3年・4年次:秋学期末に、秋学期に報告した裁判例の中から1つを選んでレポートを作成する。

レポートの作成  

 

 ※本コースにメンバー登録を希望する学生は下記URLにアクセスしてください。名大IDとパスワードで認証し、「コースへの登録」ボタンをクリックします。
https://canvas.law.nagoya-u.ac.jp/enroll/FRX8FH

コースサマリー:

日付 詳細