コース要綱

演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ(武田宏子)Seminar Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ

[講義基本情報]

教員: 武田宏子 TAKEDA, Hiroko
その他の教員: -
科目種別: 演習 Seminar
開講時期: 通年
対象年次: 2年 3年 4年
開講時限: 月5
単位数: 4
必修の有無:
教室: -

 

講義概要

演習テーマ:「差異」と「再分配」の視角から現代政治を分析する

「差異」と「再分配」という視角から現代政治の展開について考察することを試みます。古典的な政治問題である「再配分」に対して、ジェンダーやエスニシティ、セクシャリティのあり方に代表される「差異」は比較的、最近になってから注目されるようになった問題です。「差異」の問題が政治課題として認識されるようになったことで、「政治」に関する従来の理解の仕方が見直されるようになりました。他方で、近年の世界各地におけるポピュリズム政治の展開は、「差異」の政治が「再分配」の政治と分かちがたく結びついており、現代的な状況においては「差異」の政治のみならず「再分配」の政治にもしっかりと取り組む必要のあることを改めて示しました。このゼミでは、理論的文献の講読に加えて、統計や報道資料の検討を通じて、「差異」と「再分配」の政治について多角的かつ具体的に理解することを目指します。2019年度に購読した文献の例は、吉見俊哉『平成史講義』、岸政彦『断片的なものの社会学』、A・R・ホックシールド『壁の向こうの住人たち』などです。

 

The main theme of this seminar course is the politics of 'redistribution' and 'difference'. Students are expected to read up-to-date materials on the subject published in Japan and other countries and engage in discussion with their colleagues in class.  The examples of materials used in the seminar in 2019-2020 are Heisei-shi Kogi by Yoshimi Shun'ya and Strangers in Their Own Land: Anger and Mourning on the American Right by Arlie Russell Hochschild.

到達目標

「差異」と「再分配」における文献を読解し、理解を深める

・日本における「差異」と「再分配」の政治のみならず、日本以外の国における現在の動向を理解し、それにより、異なる国の政治システムや社会体制についての知識を習得する

・演習で取り扱った文献を批判的に摂取し、活用する方法を習得する

・文献を要約し、報告することに加え、他者と議論する技術を向上させる

教科書 この授業では特に教科書を使用しない。
参考書・参考資料 授業中に指示する。
成績評価方法

・平常点(演習における報告やコメント、議論への参加の状況を総合的に判断する)

・最終レポート

履修条件 政治学の基礎的な科目を受講していることが望ましい。
授業時間外学習の指示 毎回、文献の指定の箇所を批判的に熟読し、議論のための質問を作成すること。
質問への対応方法 授業後、もしくはEメールで連絡し、アポイントメントを設定すること。
その他の注意

・初回には必ず出席してください。
・適宜、英語の文献や文献以外の資料(ドキュメンタリー、映画など)を使っていくことを考えています。
・後半は受講者が自分で問題を発見し、その解決策を模索することが主要な課題となります。そのためには当たり前と思われている日常生活のあり方や常識を問い直していく知的好奇心が重要です。そういう作業をいとわない人を歓迎します。

・この授業ではNUCTを使用します。NUCTの講義サイトにアクセスできない場合は、担当教員に連絡してください。

 

[アップデート](2020年4月15日)

 ゼミのガイダンスについてのお知らせが2020年4月20日にNUCTに掲示されます。ご質問等がある方は武田までご連絡ください。NUCTにアクセスできない方はメールでお知らせください。

 なお、NUCTのサイトは学年ごとで分割されているので、私がマニュアルで3年生と4年生を2年生用のサイトに「参加」するように手配します。ですから3年生/4年生で2年生用のサイト(演習IA)にアクセスできない場合は申し出てください。

 

テーマ 講義内容 授業時間外の学修活動 関連ページ
1 イントロダクション

ice-breaking、文献の選定、スケジュールの選定

(以下、第1週で定めたスケジュールですすめる。)

ゼミで取り扱いたい文献を選定し、推薦理由を考える。
2 文献の指定の箇所を批判的に熟読し、議論のための質問を作成する(以下、同じ)。
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※本コースにメンバー登録を希望する学生は下記URLにアクセスしてください。名大IDとパスワードで認証し、「コースへの登録」ボタンをクリックします。

https://canvas.law.nagoya-u.ac.jp/enroll/WH4FXB

コースサマリー:

日付 詳細