コース要綱
ミクロ経済学Ⅰ
[講義基本情報]
教員: | 田村 彌(大学院経済学研究科) |
その他の教員: | - |
科目種別: | 講義 |
開講時期: | Ⅱ期 |
対象年次: | 1年 |
開講時限: | 月1 |
単位数: | 2 |
必修の有無: | 無 |
教室: | - |
講義概要 |
現代の経済社会における諸問題を考えるために必要な基礎知識および分析能力を育むとともに、市場メカニズムと経済学の基本原理についての理解を深めることを目的とする。 This course provides students with the basic knowledge and skills required to understand and analyze problems in modern economic societies, promoting understanding of market mechanisms and basic principles of economics. |
到達目標 |
競争市場における需要と供給の考え方を身に着け、ミクロ経済学的な観点から現実の市場について分析できることを到達目標とする。 Students will be able to understand demand and supply in competitive markets and analyze real markets from microeconomic perspectives. |
教科書 | - |
参考書・参考資料 |
授業はアセモグル/レイブソン/リスト・ミクロ経済学 東洋経済新報社 (2020年春に出版見込み) に沿って進める。英語に抵抗がない学生には英語版のAcemoglu, Laibson, List, Microeconomics (もしくはEconomics), Second Edition を勧める。 より入門向けの参考書として ・安藤至大『ミクロ経済学の第一歩』 有斐閣ストゥディア 2013年 数学に抵抗がない学生や資格試験を考えている学生向けの参考書として ・神取道宏『ミクロ経済学の力』 日本評論社 2014年 (講義資料はすべてNUCT等を通じてオンライン配布するため、教科書を購入する場合もKindleなどの電子書籍のほうが便利です) |
成績評価方法 |
宿題 (30%)・レポート (30%)、中間テスト(20%)、期末試験 (20%) で評価する。それぞれについて、以下の合格基準を満たすことを合格要件とする。 各項目の合格基準 ・宿題:締め切り前の提出が80%以上。 ・レポート:ミクロ経済学の基礎的な考え方を応用して現実の市場について分析できること。 ・中間試験・定期試験:基本的な概念を正しく理解し、論理的な議論や適切な例示ができること。 学期途中で履修の意思がなくなった場合,履修取り下げ届を提出する必要がある。 |
履修条件 |
「統計解析」「経済数学1・2」の履修済みであることが望ましいが、未履修でも受講可能。 また「マクロ経済学Ⅰ」および「計量経済学Ⅰ」を同時に履修することを強く勧める。 |
授業時間外学習の指示 | 毎回の授業前に教科書の該当ページを読み、疑問を用意する。ほぼ毎週、宿題を課すのできちんと取り組む。 |
質問への対応方法 | * |
その他の注意 | 経済学部のシラバスも確認すること。 |
回 | テーマ | 講義内容 | 授業時間外の学修活動 | 関連ページ |
1 | 市場のデータを見てみよう | |||
2 | 経済学の原理と方法 | |||
3 | 最適化と限界原理の考え方 | |||
4 | 需要と供給 | |||
5 | 消費者とインセンティブ | |||
6 | 需要曲線 | |||
7 | 中間まとめと評価 | |||
8 | 生産者とインセンティブ | |||
9 | 供給曲線 | |||
10 | 完全競争市場の供給 | |||
11 | 完全競争と見えざる手 | |||
12 | 課税や規制の効果 | |||
13 | 生産要素市場 | |||
14 | 応用ミクロの紹介 | |||
15 | まとめと評価 |
※本コースにメンバー登録を希望する学生は下記URLにアクセスしてください。名大IDとパスワードで認証し、「コースへの登録」ボタンをクリックします。
https://canvas.law.nagoya-u.ac.jp/enroll/Y9PXTX