コース要綱

課題:(9300051)法制史

[講義基本情報]

教員: 波多野 敏
その他の教員:
科目種別: 基礎隣接
開講時期: 春学期
対象年次: 1年(3年コース)
開講時限: 月2
単位数: 2
必修の有無: 選択
教室: 遠隔講義の方法による。資料を配付する予定。出校は控えること。

 

講義概要 ヨーロッパにおける法の発展を概観する。明治以降の日本法はヨーロッパ法を輸入したものであるが、このヨーロッパ法の歴史的展開を見ることで、ヨーロッパ法の特徴を理解するように努めたい。講義の前半は、中世ヨーロッパの大学における法律学の形成を見る。後半は、特にフランス革命期を中心に近代法が形成されるプロセスを見てゆく。これによって、ヨーロッパの法システムの特徴を考えていきたい。
到達目標 歴史的に形勢されてきたヨーロッパ法の特徴を概観することで、現代の法律学の基盤となっている「方法」と「価値」を理解し、法的議論の基本構造を理解する。
教科書

特に指定しません。

講義レジメ、資料などは別途配布します。また各講義に必要な参考文献については,レジメ等で適宜指示します。

参考書・参考資料

ピーター・スタイン『ローマ法とヨーロッパ』2003、ミネルヴァ書房

波多野敏『生存権の困難:フランス革命における近代国家の形成と公的な扶助』2016、勁草書房

成績評価方法 授業への出席など参加の仕方(20%程度)、期末試験またはレポートなど(80%程度)を総合的に評価します。
履修条件 とくにありません。
授業時間外学習の指示 指定した参考文献などを読んで、授業内容についての理解を深めること。
質問への対応方法 適宜対応します。研究室に質問に来る際は、あらかじめアポイントを取ってもらえば確実です。
その他の注意

とりあえずPDFなどの資料を配付しますので、それに従って進めてください。途中可能であればzoomなどの利用も考えたいと思います。

名古屋大学におけるCOVID-19問題についての下記の指針を参照すること(とくに「5.学生の入構制限」に注意)。

http://www.law.nagoya-u.ac.jp/_userdata/20200409shishin2.pdf

(なお、「方針」における警戒カテゴリー・レベルは更新される—上記のものはあくまで4月9日現在の

ものである—ので、名古屋大学HP(トップページ)にある「新型コロナウィルス感染症(COVID‐19)に

おける名古屋大学の活動方針」を随時確認するようにすること。)

 

 

テーマ 講義内容 授業時間外の学修活動 関連ページ
1-2

はじめに

明治以降の日本法の基礎はヨーロッパにあること、また明治以前の法ととヨーロッパ法とが大きく異なっていることをまず理解する。

指示された参考文献を読むこと。

3-4

 

古代ローマ法

紀元前5世紀以降、1000年以上の歴史を持つ古代ローマで、権力構造の変化に伴って変遷してゆく、訴訟形態や法源の変化を概観し,6世紀のユスティニアヌスの法典編纂につながるローマ法学の特徴を考える。

指示された参考文献を読むこと。

5-6

中世大学と法律学の成立

12世紀以降、中世ヨーロッパの大学で展開するスコラ学の方法が現代につながる法律学の方法の基本構造を作り上げたことを理解する。

指示された参考文献を読むこと。

7-8

アンシャン・レジームの法と国家

中世末から近世にかけて近世国家が形成されてくるが、この国家は社団の特権を基礎にした国家形態を取っていたことを理解する。

指示された参考文献を読むこと。

9-10

フランス革命と法の変容

フランス革命において社団国家が社会契約論的な発想の下に個人を社会構成の基礎とする国民国家へと変わったことを理解し、この国制の変化の中で人権宣言が持った意味を考える。

指示された参考文献を読むこと。

11-12

フランス近代法の成立

 

革命後、ナポレオンの下で完成した近代法体系の基本的な特徴を理解する。

指示された参考文献を読むこと。

13-14

現代ヨーロッパ法の形成

19世紀後半以降、新しい法分野が生まれ、伝統的な法領域においても、法の社会化・個別化などと呼ばれる現象が進展してゆくが、この意味を理解すること。

指示された参考文献を読むこと。

15

まとめ

ヨーロッパ近代法の特質を整理し、現代法の歴史的正確を理解する。

指示された参考文献を読むこと。

※本コースにメンバー登録を希望する学生は下記URLにアクセスしてください。名大IDとパスワードで認証し、「コースへの登録」ボタンをクリックします。

https://canvas.law.nagoya-u.ac.jp/enroll/JYTHX7

コースサマリー:

日付 詳細