コース要綱

2017 特殊講義(国際環境行政論)

教員: 山田高敬
その他の教員: -
科目種別: 講義
開講時期: Ⅴ、Ⅶ
対象年次: 3,4
開講時限: 金曜2限
単位数: 2
必修の有無:
教室: -

 

講義概要 本講義は、国連を中心とする国際行政組織が、貿易や通貨などの国際経済問題から地球環境問題に至るまでの様々なグローバルな課題に対して、どのように対応しているのかを具体的に検討するとともに、これらの行政組織が新たな政策環境に適応し変化するメカニズムについて理論的かつ実証的に考察する。
到達目標 地球環境問題等のグローバルな課題の解決において国際行政組織が果たす役割について学ぶことを本講義のテーマとする。受講生は、第1に、国際行政組織が国際政治に変革をもたらすことができるのか、できるとすれば、それは何か、第2に、地球環境問題の解決に向けて国連等の国際行政組織はどのような国際制度を構築してきたのか、そして第3に経済発展と環境保護を統合する持続可能な開発目標を実現するために国際行政組織の役割はどのように変わりつつあるのか、について学習する。
教科書 山田高敬、大矢根聡(編)(2011)『グローバル社会の国際関係論』(有斐閣)
参考書・参考資料 亀山康子(2003)『地球環境政策』(昭和堂)
成績評価方法 定期試験と授業参加の程度を考慮に入れて総合的に評価する。
履修条件 特になし
その他の注意 -

 

テーマ 講義内容 授業時間外の学修活動 関連ページ
1 国際行政とは何か 授業全体を概観するとともになぜ今国際行政が必要なのかを論ずる
2 国際社会の組織化 国際行政機関の起源について学ぶ
3 国際行政組織の自律性と組織変化 国際行政機関が自律的になる条件と、国際行政機関の変容と機能不全に関して理論的に考察する
4 GATTの起源 GATTの誕生に至る米国のリーダーシップについて考察する
5 WTOの機能不全 主要国間の利害対立が国際通商体制にもたらした変化について学ぶ
6 IMFの設立 金本位体制崩壊に至る過程からIMFが創設されるまでの経緯とIMFの組織的な特徴について学ぶ
7 IMFの漸進的な変化 IMFが国際収支の安定化をはかるためにどのように機能を拡張してきたのかについて学ぶ
8 世界銀行による開発支援 世銀による開発支援のメカニズムと世銀の組織的な特徴について学ぶ
9 持続可能な開発と世銀の組織変容 世銀がどのように持続可能な開発の要請に応えるように変容したのかについて考察する
10 国連環境計画(UNEP)とオゾン層の保護 UNEPの特徴と、オゾン層保護におけるUNEPの果たした役割について学ぶ
11 国連と気候変動レジーム 京都議定書からパリ協定までの国際交渉を振り返り、その過程で国連が果たした役割について学ぶ
12 グローバリゼーションとグローバル・ガバナンス 経済のグローバル化がグローバルな課題解決のプロセスにどのような変化をもたらしているのかについて理論的に考察する
13 国連グローバル・コンパクトと水資源管理 水資源管理における企業の社会的責任を明確にするために国連グローバル・コンパクト事務所が果たした役割について考察する
14 国連と企業の人権尊重責任 企業に人権を尊重させるための実験的な取り組みの実地に関して国連機関が果たした役割について考察する
15 まとめ 1−14回までの授業を振り返り、質問等に答える

Assignments Summary:

日付 詳細