コース要綱

2017演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ(田村哲樹)

[講義基本情報]

教員: 田村哲樹
その他の教員: -
科目種別: 演習
開講時期: 通年
対象年次: 2年 3年 4年
開講時限: 火5
単位数: 4
必修の有無:
教室: 文系総合館408

 

講義概要

 このゼミでは今年度も、「民主主義(デモクラシー)」について多面的に検討します。民主主義自体はありふれた言葉です。しかし、その意味するところはどこまで理解されているでしょうか。民主主義と聞くと、普通は選挙や多数決を思い浮かべるかもしれません。しかし、民主主義イコール選挙でよいでしょうか。たとえば、「子育ての中の民主主義」を考えることはおかしなことでしょうか。あるいは、多数決だけが民主主義でしょうか。話し合ったり、時には抗議のメッセージを挙げることも、民主主義ではないでしょうか。このゼミでは、民主主義についての基本的な知識を習得しつつ、民主主義のイメージを拡大することも目指します。最終的には、各参加者なりの関心事を見出し、それを論じる視点を身につけることを目指します。

 前期は、主に入門的な文献を用いて、民主主義を考える視点を身につけます。後期は、まずより専門的な文献を講読します。その後、3・4年生は各自の研究報告を行います。4年生にはゼミ論文を執筆してもらいます。ゼミ論文執筆は、自分が大学で何を勉強したかを最終的に確認する大切な機会です(卒論を書く人もいますが、もちろん必須ではありません)。ゼミ合宿や合同ゼミも、希望に応じて行います。

 現在における民主主義を考えるためには、現代社会そのものを見つめ直す姿勢も必要です。また、文献をきちんと読むことも大切ですが、ゼミでは積極的に他者と議論を交わし、そのことを通じてお互いの考えを見直し、深め合うことも大切です。したがって、このゼミは、政治(学)や民主主義について原理的に考えてみたい人、社会を広く見つめながら政治と民主主義について勉強したい人、発言し議論する力を身につけたい人、を歓迎します。

到達目標

・政治と民主主義に関するテキストの講読を通じて、政治学の専門的基礎知識を習得すること。

・ディスカッションを通じて、ものごとを総合的に判断する能力および的確に意思決定する能力を身につけること。

・学術的な文章の執筆能力を身につけること。

教科書 本年度春学期の最初のテキストは、水島治郎『ポピュリズムとは何か――民主主義の敵か、改革の希望か』(中公新書、2016年)です。名大生協南部書籍の政治学の文献コーナーにありますので、各自入手してください。なお、その次のテキストは、杉田敦『政治的思考』(岩波新書、2013年)です。
参考書・参考資料 ゼミ中に、適宜紹介します。
成績評価方法 報告の作成、討論への参加、その他のゼミ活動への参加状況などを総合的に評価します。
履修条件 特になし。
その他の注意

・このゼミでは、「発言すること」を最も重視します。どのような発言も、それによって議論が始まり、何かを考えるきっかけを与えるという意味で大切です。つまり、発言することこそがゼミへの最大の貢献です。もっとも、いきなりどんどん発言できる人はいません。ゼミを通じて「議論のやり方」を学んでください。そのために、グループ討論の時間を設けるなどして、発言の敷居を下げるように努めます。

・なお、所定の開講時間(5時限)を超えてゼミを行います。最初は大変と思うかもしれませんが、ある程度時間をかけることで、議論する力が確実に身につきます(高学年になると時間をかけた成果が現れます)。

・3年次、4年次からの新規参加や、聴講(単位認定なし)も歓迎します。聴講の場合は、担当教員までご連絡ください。

 

 

 

Assignments Summary:

日付 詳細