コース要綱

2017韓国法

[講義基本情報]

教員: 國分典子
その他の教員: -
科目種別: 講義
開講時期: Ⅵ期 Ⅷ期
対象年次: 3年 4年
開講時限: 金1 金2
単位数: 4
必修の有無:
教室: -

 

講義概要  韓国は植民地時代以降、長い権威主義体制を経て民主化し、現在の第六共和国といわれる体制を確立しました。今日の韓国の法制度には過去の韓国の歴史が深く関わっています。ここでは主に憲法上のトピック・事例を紹介しながら、その背景にある歴史・政治的問題との関連で韓国法の特徴を考えてゆきたいと思います。
 また、現代韓国の法制度を考察するにあたっては、日本法との比較の視点も加味して検討してゆきたいと思います。
到達目標 日本とも深く関わる韓国の歴史を理解した上で現代韓国の国家と法、特に憲法の基本的特徴を把握することを目標とします。複雑な日韓関係の中で、法的観点から韓国の社会・制度を客観的に理解し、判断する視野を涵養することを目指します。
教科書 特定の教科書は指定せず、そのつど、レジュメや資料を配布する予定です。但し、『新版世界憲法集』(岩波文庫)、『新 解説世界憲法集』(三省堂)等、韓国憲法の条文を各自、ご用意ください。詳しくは初回に指示します。
参考書・参考資料 韓国憲法裁判所『韓国憲法裁判所10年史』信山社2000年
在日コリアン弁護士協会『韓国憲法裁判所 : 社会を変えた違憲判決・憲法不合致判決 : 重要判例44』日本加除出版2010年
高翔龍『韓国法』第2版信山社2010年
同『韓国社会と法』信山社2012年
李範俊『憲法裁判所 : 韓国現代史を語る』日本加除出版2012年
稲正樹・孝忠延夫・國分典子編『アジアの憲法入門』日本評論社2010年
鮎京正訓編『アジア法ガイドブック』名古屋大学出版会2009年

成績評価方法 学期末試験の評価70%、平常点評価(主として出席率)30%と考えています。
履修条件 特になし
その他の注意 -

 

テーマ 講義内容 授業時間外の学修活動 関連ページ
1 序論 講義全般についてのガイダンスを行う。
序論として、東アジアの近代化の中での韓国法の位置づけを考える。
2 韓国法の歴史 韓国法の伝統的特徴と、近代化のなかでの変化を考える。
3 韓国憲法の変遷 植民地時代の独立運動期から現代までの韓国憲法の変遷とその背景を考える。
4 領土条項と統一条項 憲法の領土条項にまつわる解釈の問題、北朝鮮の位置づけについての法的理解を考える。
5 国民の概念 現代韓国憲法の基本原理とその史的背景を考える。また韓国の国民概念の問題にも触れる。
6 統治機構(1) 韓国の統治機構の骨格を理解する。また国会の役割を考える。
7 統治機構(2) 韓国の行政府と立法府の関係を考える。
8 統治機構
(3)
大統領制を考える
9 司法 法院の制度と司法改革を考える
10 憲法裁判所 韓国の憲法裁判所の特徴を比較法的視点から考える。

韓国の憲法裁判所制度の司法との関連、特に大法院と憲法裁判所の権限関係を考える。
11 大法院と憲法裁判所 韓国の憲法裁判所の特徴を比較法的視点から考える。


12 違憲審査の方法 韓国憲法裁判所の違憲決定の形式・効力等について事例をみながら、考える。


13 基本権 韓国憲法上の人権保障のあり方を日本との比較の視点から考える。


14 家族法の現代化 韓国の家族法の特徴と近年の特徴的変化を考える。

15 戦後補償の問題 近年の戦後補償関連の韓国における判例を概観し、その問題点を考える。
16

Assignments Summary:

日付 詳細